光の差し込む森づくり
人工林は放置すると枝葉が増えすぎて光が地面まで届かなくなります。その結果下草が生えず、深刻な土砂災害をまねく原因になります。
また、密集しすぎた木々は成長が遅れ、年月が過ぎても細いままのため、木材として一本あたりの材積が少なくなってしまいます。
それらを回避し、より良い森林を作るために適切な間伐をし、光の入る森林を維持することが求められます。
皆様の山をお預かりします
西粟倉村では、役場が森林所有者から森林をお預かりし、森林の間伐、作業道整備を行う取り組みをしています。
これは『百年の森林構想』の中心となる協定であり、村の予算で効率的な森林整備を行い、10年間を一区切りとして長期に管理していくものです。
美しい森林を守り、限りある自然の恵みを大切な人たちと分かち合える上質な田舎づくりを目指します。
森林の再生のための商品化
森林の再生を通じた地域経済の活性化を目的として、地域の資源を価値にする企業が設立されました。地域の経済につながるような、木材の加工、流通を事業として展開しています。
この取り組みは、西粟倉百年の森林協同組合が支え、貯木場に集めた木材を企業と連携して商品化しています。(株)木の里工房木薫や(株)エーゼログループ(旧:(株)西粟倉・森の学校)、
(株)ようびなどが協力し、「西粟倉ブランド」を築いています。