力石

~あわくら歴史街道~ H14.10
 
力石の写真  力石とは、江戸時代から地域の青年達が力くらべを行なった20貫~50貫の石のことです。「力石」の所在は、全国的に神社・仏閣の境内及び集会所近くにも多く見られるそうです。
このような力石による力くらべは、昭和の初期まで行なわれ、力石は各地に存在していたようです。現在、力仕事が機械化されると共に、各種のスポーツ、レクリエーションの普及によって力石が必要とされなくなってしまい、勿論力石を使うことも、その存在すら忘れられつつあります。
中には家の土台石に使われたり、埋められたりして、その物自体が失われつつあり、民俗学的にも体育学的な文化遺産としても大事に保存したいものです。特に、石に切付、重さや年代、中には人名の刻まれたものもあるとのことです。
県下では、41市町村で存在が確認されています(三重県、四日市大学調)。村内からも3箇所程度判明していて、これにまつわる昔話も残っているようです。是非「健康の石、健康長寿の石」として後世に遺したいものです。
 
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