HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)キャッチアップ接種について

2022.06.17

 HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種の積極的勧奨の再開に伴い、接種機会を逃していた方へのキャッチアップ接種について、次のとおり実施しますので、お知らせいたします。

 

 

子宮頚がんワクチンの積極的な勧奨が令和4年4月より再開されます。

 平成254月から開始の子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の定期接種は、副反応の疑われる報告が相次ぎ、平成256月以降、積極的な勧奨が差し控えられました。その後、国の検討部会により、子宮頸がんワクチンの安全性に特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和44月より積極的な勧奨が再開されることとなりました。

 

 

積極的勧奨の再開に伴い、キャッチアップ接種を行います。

 子宮頸がん予防ワクチンの積極的な勧奨の差し控えによって接種機会を逃した方に対し、公平な接種機会を確保する観点から、令和7年3月までの3年間、キャッチアップ接種を実施することとなりました。

 

 

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種について

 

〇キャッチアップ接種対象者  次の2つの条件(①②)を満たす方

平成942日~平成18年41日生まれの女性

過去にHPVワクチン接種を合計3回受けていない方

 

〇接種回数  計1~3回(無料)

 

〇ワクチン種類

・過去に接種したHPVワクチンと同一の種類を使用します。

・ワクチン種類が不明の場合、接種医師と相談し、種類を選択してください。

 

〇標準的な接種スケジュール

過去に「0回」の方

2価ワクチン(サーバリックス)>

1ヵ月の間隔で2回接種の後、1回目の接種から6ヵ月の間隔で3回目接種

4価ワクチン(ガーダシル)>

2ヵ月の間隔で2回接種の後、1回目の接種から6ヵ月の間隔で3回目接種

過去に「1,2回目のみ接種した方

2価ワクチン(サーバリックス)>

1回目接種から1ヵ月以上の間隔で2回目接種の後、

1回目接種から5ヵ月以上、2回目接種から2ヶ月半以上の間隔で3回目接種

4価ワクチン(ガーダシル)>

1回目接種から1ヵ月以上の間隔で2回接種の後、

2回目接種から3か月以上の間隔で3回目接種

 

〇受け方

<県内>

・西粟倉村診療所(電話:0868-79-2220

接種希望日の1週間前までに、予約(電話または窓口)してください。

・岡山県内の医療機関(医療機関により接種できない場合があります。)

接種希望の医療機関へ、直接、電話等で問い合わせ、予約をしてください。

<県外>

・県外医療機関の場合は、事前に保健福祉課まで必ずご連絡ください。

(費用の助成を医療機関と調整するため)

 

〇持ち物

・予診票

・母子健康手帳

・身分証明書(健康保険証など) 

・予防接種済証(母子健康手帳の持参なかった時に医療機関から交付)

 

〇詳細はリーフレット、厚生労働省・岡山県のHPをご参照ください。

・厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」

・岡山県「子宮頸がんを予防しましょう!」

・リーフレット「キャッチアップ接種リーフレット(PDF)」

 

 

相談先

接種後に、健康に異常があるとき

・まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。

・岡山県内に、次の協力医療機関が設置されています。

 受診については、接種医師又はかかりつけの医師にご相談ください。

岡山大学病院産科婦人科        電話 086-223-7151(代表)

川崎医科大学附属病院産婦人科    電話 086-462-1111(内線23630

 

接種後の症状によって受診する医療機関や日常生活での困りごとは、次の相談窓口へ。

岡山県保健福祉部健康推進課      電話 086-226-7331

岡山県教育庁保健体育課       電話 086-226-7591

 

 

任意接種費用の償還払い制度について

 キャッチアップ接種対象者のうち、HPVワクチンの任意接種を自費で受けた方について、接種費用の償還払いを行います。

 

〇任意接種償還払い対象者  次の3つの条件(①②③)を満たす方

平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれの女性

HPVワクチン定期接種において3回の接種を完了しておらず、

 定期接種の対象年齢を過ぎて任意接種を自費で受けた方

令和4年4月1日時点で西粟倉村に住民登録がある方

 

〇申請に必要なもの

・ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書

・本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード等)

・振込希望先の金融機関の通帳又はキャッシュカードのコピー(口座番号確認用)

・接種費用の支払いを証明する書類(領収書及び明細書等、原本に限る)

 ※領収書等を紛失されている場合、償還額は申請年度の定期接種単価となります。

・接種記録が確認できる書類(母子健康手帳の写し等)

 ※接種記録がない場合は、任意接種償還払い申請用証明書を接種医療機関で記入してもらってください。  

 

〇申請期限 令和7年3月末日

 

〇申請書等

・ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書(word/PDF

・ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書(word/PDF

 

 

お問い合わせ・償還払い申請先・健康被害救済に関する相談

西粟倉村保健福祉課  電話 0868-79-2233